首ポキポキやめたいんです。
つい、
首を鳴らしてしまうんです。
もう、
くせになってしまっていて。
首のポキポキが
癖になっているんですね。
今日は
首のポキポキをやめるために
心がけることを
お話しましょう。
やめられるでしょうか?
大丈夫!
まずはどうして
首がポキポキ鳴るのかを
見ていきましょう。
どうして?
首がポキポキ鳴る原因
首をポキポキ鳴らす時は、
首を勢いよく動かした時ですよね。
骨がポキっとなっていると思いがちですが、そうではありません。
指の関節を鳴らす方も多いですが、
首も同様に関節を動かして、
音を鳴らしているのでしょうか?
関節の役割は?
関節は、骨と骨のつなぎ目の部分です。
関節があることで、
様々な動作が行えるます。
全身には約260もの関節がありますが、
場所によっては大きく動く関節もあれば、あまり動かない関節もあります。
関節を構成するのは?
関節は皆さんもご存じの、
・骨、
・軟骨、
・靱帯(じんたい)と
関節を包む袋状の
・関節包と呼ばれる膜
で構成されており、
骨の表面に軟骨があります。
軟骨の表面はツルツルしており、
なめらかに関節を動かすことができるのはそのおかげです。
靱帯はスポーツなどで
長時間、同じ刺激が加わることで伸びたり損傷を受けたりします。
あまり聞きなれない関節包は
関節を包み込み、周囲とは隔離した環境をつくっています。
この関節包で囲まれた空間の中に
水分があることで、
軟骨が滑らかに動かせるようになる役割を担っています。
音の出る原因は、聞きなれない関節包に
関節を動かす時に、軟骨の動きを滑らかにする役割を担っている関節包。
この関節包の中に生じる気体が
はじける時の音を
「ポキポキ」と感じるようです。
骨が鳴るのだと
思っていました。
よくわからないけど、
鳴らすと気持ちいいし。
このままでもいいのかな?
そう思ってしまうのは
まだ早いですよ
次は、首がポキポキ鳴った時、
からだで何が起きているか
見ていきましょう。
危険!
首ポキポキやめたいのに
続けてしまうと…
首ポキポキやめたいけど、
鳴らすことで、
気持ちよいと感じるから
やめられない方は、
普段動かさない部分を動かす事で、
関節の小さなズレが解消されることによる可能性があります。
意図して鳴らそうとしなくても、
ひざを屈伸した時
ストレッチをした時のように、
動かした部分の音が
鳴ることがありますよね。
このように、
鳴らそうとしなくても鳴るものなので、
音が鳴ること自体には問題はありません。
捻挫のような状態に
しかし、頻繁に首をポキポキ鳴らすことは
捻挫のようになる危険性があるので、
避けた方が良いです。
首をポキポキ鳴らす事が、
くせになっている場合、
鳴らしたことのない方に比べて、
音が鳴りやすくなっています。
音が鳴りやすくなっているということは、
加齢や運動不足によって、
関節の動きが鈍くなっているところに、
わざわざ、ズレを生じさせているので、
さらにポキポキ鳴るようになるのです。
首をポキポキ鳴らすことで首コリが悪化
首をポキポキ鳴らす事で、
スッキリしていると思っているのに、
実は、首のこりをためてしまっています。
首だけでなく、
関節をポキポキ鳴らす行為は、
コリがほぐれるのではなく
靭帯がゆるんで傷つき、
関節を構成する軟骨がすり減ってしまう
リスクが高まります。
このため、首の重さを支えきれず、
慢性的な首肩こり・頭痛へ
移行してしまいます。
また、骨棘(こつきょく)といって、
骨に棘状の突起ができてしまい
変形性関節症を併発しやすくなります。
(首に起こった場合は、「変形性頚椎症」) ですから、絶対にやめましょう。
神経を傷つける恐れも
首をポキポキ鳴らす時、
首を素早く振って鳴らします。
この動きは、
普段の生活の中で必要な動きではない為、
思わぬ勢いがつく場合があります。
首の関節の近くには神経が通っています。
この神経を首をポキポキ鳴らす時に、
刺激してしまう可能性があります。
電気が走るような痛みを感じる場合、
神経を傷つけている恐れがあります。
神経は長い期間、刺激を受け続けると
ダメージが残ってしまうことがあります。
すでに、
肩や首、背中にビリっとした
痛みがある場合、
神経を傷つけている可能性があります。
やっぱり、良くないんですね。
首を捻挫するなんて、
怖いです。
でも、毎日首を
スッキリさせたいんです。
そうですよね。
では、
首をポキポキをやらなくても
首のスッキリ感を得るには
どうしたらよいのか
見ていきましょう
首を
ポキポキ鳴らさなくても、首スッキリ
①まずは良い座り方を身に着けよう
よい座り方の為には、
以下の3つのポイントに気を付けて座ってみましょう。
①目線を上げましょう。
スマホを見る時、
パソコンの画面が目線より下過ぎる時、
意識していませんが、
目線が下を向くことで頭の重さを
首だけで支えようとしています。
頭の重さは5キロあるともいわれ、
この重さを支えるために前傾した状態で
過ごすとストレートネックになる可能性があります。
②お尻を椅子の背近くまで
引いて座りましょう。
お尻を椅子にちょんと乗せただけの座り方だと、背中が丸まって猫背になります。
椅子にお尻をのせる位置を、
背もたれ近くまで下げましょう。
お尻が前に出ていた時では、
支えられなかった太ももでも
体重を支えられるようになり、
背骨を立てることが出来ます。
③足の裏全体を床につけましょう。
足全体を組んだり、
足首から先だけ重ねたりして、
足の裏が床についていない座り方だと
体を支える時に力が入りません。
足の裏全体で床を押すようにして
座りましょう。
首をゆっくり動かしましょう
首をポキポキ鳴らしたくなるのは、
長時間同じ姿勢を続けた時などですよね。
この時、勢いよく首を振るのではなく、
ゆっくり首を前後左右に
動かしてみましょう。
痛みのある方は、無理に動かさず、
動かせる範囲で構いません。
無理なく、首を回すことで、
音を鳴らさなくても、
関節に負担をかけずに、
スッキリ感を得ることが出来ます。
首ポキポキしなくても、
肩こりが解消できるなら、
まだ鳴らしそうだけど(汗)
ちょっとやってみようかな
そうですよね。
いきなり、
長年やっていたことを
変えるのは難しいですよね。
徐々に、
やらないようにできると
いいですね!
一緒に頑張りましょう!
まとめ
・首がポキポキなるのは、
関節の周りにある液体の気泡が
はじけるから。
・首をポキポキ鳴らすのは、
捻挫のような状態になる危険がある。
首のコリを悪化させる
神経を傷つける恐れがある
・首をポキポキならさなくても
スッキリさせるためには、
良い姿勢をこころがける
同じ姿勢を続けた後は、
ゆっくり首を動かす
首ポキポキやめたいあなたに、
首を鳴らすことには危険が伴う事が
お分かりいただけたでしょうか。
肩こり、首こりは、スマホを使ったり、
PCでの作業が多い現代の生活では
誰もが無縁ではありません。
でも、
肩こり、首こりにならない生活を
手に入れたいですよね。
寝起きも良く、
活動的に過ごせるとしたら、
毎日が魅力的なものになります。
そのやり方を
こちらのページで紹介しています。
気になる方はこちらから。